ロコモティブシンドローム衝撃の調査データ

■ロコモティブシンドロームについては、以前(第6号)にも紹介しましたが、昨年はテレビの健康番組でたびたび取り上げられるようになりました。
 そうした番組の一つに、NHKテレビのクローズアップ現代(10月27日放送、「あなたの関節は大丈夫?〜ロコモティブシンドロームの脅威〜」)という30分番組がありました。社会で起きているさまざまな問題をタイムリーに取り上げ、解説する番組です。
 解説には、日本整形外科学会理事長の中村耕三氏(東京大学大学院医学系研究科教授)が出演されていましたが、そのなかで使われているロコモティブシンドロームの調査データのグラフを見て驚きました。
■そのグラフを見ると、50代、60代、70代、80代と年代が上がるにつれ、ものすごく高い確率でロコモティブシンドロームになることが一目瞭然でわかるのです(正確に覚えていませんが、70代、80代になると80%、90%くらいの人がロコモティブシンドロームになる、高い確率だったと思います)。これは、東京大学22世紀医療センターが調べた推定値で、ロコモティブシンドロームは全体として4700万いると推定されています。
 4700万人という人数そのものが厖大で、国民の3人に1人はロコモティブシンドロームに該当すると考えられます。しかも、年代が上がるにつれ、3人に1人というより、ロコモティブシンドロームにならない人が少ないというくらい、非常に高い確率になるわけです。
■ロコモティブシンドロームの予防・改善は病院の中だけで解決できるものではありません。個人差があるので、適切な運動指導を、できれば個別に行うことが重要になります。パーソナルトレーナーの人たちの活動がこの領域にも広がることを切に望みます。

季刊『パーソナルトレーニング』第8号巻頭メッセージより)

You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed. You can leave a response, or trackback from your own site.

コメントをどうぞ

XHTML: You can use these tags: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>