“二次災害”が真のトラブルを生む──國母選手のケース

常々思っていることですが、真のトラブルは、“二次災害”で生まれる。

たとえば、仕事でミスや失礼があったとき、対応を誤らなければ、トラブルが大きくなることはあまり(ほとんど)ありません。
いい対応をすれば、ピンチがチャンスになることも少なくありません。
「失敗は成功のもと」になるし、「雨降って地固まる」というのが、世の中の一面です。

しかし“一次災害”のあとの対応を誤って、“二次災害”が生まれると、真のトラブルが生まれます。
こうなると、事態の収拾は容易ではありません。相手を本当に怒らせてしまいます。

今回のバンクーバー・オリンピック、ハーフパイプの國母選手のケースは、この“二次災害”がやはり問題だったと思います。

オリンピックという場でのフォーマル(公式)な服装について、彼が安易に考えていたのはいわば“一次災害”ですが、日本のメディアの袋だたきに遭ったのは、謝罪の会見でのふてくされた態度のほうです。
つまり、謝罪会見での“二次災害”が、真のトラブルを生んで、収拾を難しくしてしまいました。

仕事をするうえでも、お客さん、クライアントがクレームをつけてくる失敗は、どうしても起きてしまいます。
しかし、そのときの真摯(しんし)な対応こそが、本当に重要なことですし、プロの力の見せどころともいえます。

“二次災害”を起こさないこと、“一次災害をチャンスとして生かせるだけの対応をすることこそが、パーソナルトレーナーの仕事においても重要だと思います。

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